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「佐助!お館様を見なかったか!」 軽く息を切らしながら走り立ち止まった幸村の目の前に、がさりと音を立てて木 の葉が舞い散る。 枝葉の間から逆さにぶら下がるようにして佐助が顔を出した。 「あれ、旦那は軍議に参加してないんだ」 「そうか…まだ軍議の最中であったか。某今回は別動隊故、ゆっくりと休むよう にと言われておるのだが…」 「……の割には随分息を切らしてるけど」 軽く呆れたように佐助は幸村の全身、上から下まで眺めた。 ざっくりと荒く切り揃えられた髪は汗ばんだ頬に張り付き、遠目に見ても土埃を 被って汚れているように見えた。 それにここまで走ってきただけにしては随分と大きく胸を上下させている。 まだ呼吸が整わないのか、その度に豊かな乳房がふるふると揺れるのが見えた。 (随分と成長したなー…) 恐らくつい先程まで鍛練でもしていたのだろう。 図星を突かれて幸村はうっと言葉を詰まらせた。 「し、仕方がないであろう…戦前で気がたかぶっておるのだ!お館様のお役に立 つ絶好の機会を目の前にしてじっとなどしておれぬ!!」 (でもそういうとこは変わんないわけね) これでは何を言っても無駄だろうな、と佐助は軽く溜め息をついた。 もちろんお館様が休んでおくようにと言ったのには理由がある。 今回の戦の相手は上杉軍。 幾度も刃を交えてはその度に決着がつかない手強い相手だ。 戦がどれほど長引くかもわからないし、相手が相手だ。 念には念を入れて、用心するに越したことはない。 だというのに幸村はお館様に言われたにも関わらずじっとしていられないらしか った。 「気持ちはわかるけどいくら旦那でも今回ばかりは用心しないと途中でばてちゃ うかもよ?」 忠告も兼ねて佐助はそう言ったが幸村の耳には届いてないようだった。 「佐助!暇があるなら少し鍛練に付き合え」 (ほらやっぱり) 結局その後程々に付き合いつつ、途中で幸村をなだめ鍛練を止めさせることしか できない佐助だった。 伊幸2
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柚木菜乃花 自称小田原城城主。Queen OF Stinkbug。 屋敷購入時、奮発して高い土地を買った為 以降の財政が逼迫したと言う典型的な無計画人間。 その活は死せる垪和をも蘇らせ その旗閃光は味方をも震え上がらせる 乗馬したならハットトリック 行くぞ必殺カメムシ三連射! 徒党員に活身を入れつつリアルへの滅魂撃・極が得意技 ゲーム同様、実生活も極h…(ry そんな烈風北条トップエース薬師。 あまりの上手さから、徒党員の楽しみを奪うかも、と、水を持たないでハンデとする気遣い屋の一面も。 ゲームマネーも買えない貧乏から休止状態だったものの、最近復帰。小田原城主 兼 小田原の愛玩動物として活躍中。 合戦手柄では常に上位に食い込み、廃人ぶりを遺憾なく発揮。 お母さん早く孫の顔が見たいわぁ 後北条記BBS そんなぁ〜、私からの2000貫の借金は、どうなるんですかぁ〜;; -- 百日紅 拙者の村に村役としていらっしゃっているのでござりますよな♪でも借金の肩代わりはしませぬぞ… -- 紅葉鹿之助 逃亡準備にみねいきました^^ -- レス きっと紅葉さんが村役の賃金として2000貫払ってくれると思いますてゆーか、そもそも借りてねぇ!……逃がしてください_| ̄|○ <オネガイシマス -- ナノカ 投資した金額分はたらけ。 -- みーな ここは後北条記BBSとして使うかんじのスレになりました -- まも 貧乏薬師 -- 僕 とりあえず、ここの編集やったやつは先生怒ってないから、一歩前へ出ろ。 -- ナノカ センセー、ナノカさんが怖いです;; -- 貧乏暇無し晒し上げ -- まも ナノカ様が最近妙に怖くなったと感じたのは私だけではなかったのですね -- ヒゲ 小田原の独裁君主ナノカ様・・・ -- ホネ 七日様まだぁ(・∀・ )っ/凵 ⌒☆チン -- まも がんばりすぎて自然破壊しすぎないでね>_< -- ぱぱん 衝撃の新事実、なの様の財産は5000貫↑、年貢下げてください>_< -- とん まじでーー、俸禄くれよ(・∀・ )っ/凵 ⌒☆チン -- まも こんにちは。小田原城主です。……国民、みんな言う事きかないから皆殺しでイイカナ…。(遠い目) -- ナノカ なのか様キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!! 俸禄!俸禄! -- まも 命令するなら俸禄くれ!命令するなら俸禄くれ! -- ホネ しかし、さすが城主・・・1000アクセスまで後少し・・・ -- ホネ なのか!なのか!≧∇≦ -- まも 城主様1000ヒット一番乗り?おめでとー≧∇≦ -- ホネ TDで検索かけたらフリーの城主様発見。泣けました>< -- ふらんす あら、案外孤独>< -- まも そー思うんなら誘ってよ!マジで修得進んでませんデスヨ(´・ω・`)雑談しすぎで真面目にやってないとも言うけど…。 -- ナノカ そらもういくらでも手伝いますよ!敵なぎ倒しちゃいますよ!お給料さえいただければ!w≧∇≦ブハハハハハ -- まも age -- まも どっこいしょっと -- 黒田 合戦こいやこらぁヽ(`Д´)ノ -- まも 習得ホスィ、、 留守番武将はヒマ[#ob62c00b] ですw -- 辰美 火属性24の杖の素材デキター 紅玉を安くでチョウラィ!щ(゚▽゚щ) -- 芝村楮 ナースエンジェル★ナノカ (´▽`*)アハハ -- とん クスプー -- mamo 帰参期待age -- 臣下 日記書けやこらぁ -- まも 昨日POPしてたのを私は見た!!v(。・ω・。)ィェィ♪ -- 魔魅李 稲葉門前で周囲誤爆してたため注意いたしました。「ちゃんと大声にしないとっ」と(ソコカヨ -- 異端狩師ユウ 亡国の城主帰還! -- 骨山 貧乏薬師さんお金クササイ -- チゾウ 城主様おかえりなさい! 小田原奪還してきて!!! -- 水瀬時雨 ………なんか、ここ癒されないんですけど……。………。(´・ω・`)タマニハヤサシクシテヨ… -- なの 優しくしてみよう。風邪大丈夫かね? で、なにかください -- 黒田 いつ戻ってこられるのですか? お待ちしております -- たま 申し訳ないです!ログの嵐と対話の嵐で、お礼の相手を間違えておりました;; 別人さんというのは分かってるのですが、その質問に気がついたのも、ゲームログアウトしてから保存チャットログ読み返してからの話で^^; -- 西京極敦子 名前 コメント
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「ねぇ旦那……」 戦場で姫と呼ぶなと命じられて以来、佐助は幸村を名前で呼んでいない。 結ばれても、幸せでも、超えてはいけないものくらいわきまえている。 「俺さ、あんたが突っ込んでも、笑ってられる程……のん気じゃないんだよね」 胸に手をやって揉んだ。痛い、と幸村が泣く。 「痛いってことは、生きてるってことだよ。生きててよかったね。そう思わない?」 汗と精と愛液でどろどろになった陰部を擦るように膝を入れる。 幸村が身をよじる。踵で佐助の脚を押しのけようとする。 「佐助……、もう、謝ったではないか……っ!」 だから、もう許せと。縄を外せと、幸村は命じる。 かちんときた。 もう許してあげない。 どんなに心配しても、どんなに命を助けても、幸村は懲りない。 狂おしい程の忠義も敬愛も、伊達政宗を目の前にした幸村にとって、 塵あくたも同じこと。 「……そう。そっか」 佐助は笑った。含まれる狂気に、幸村は怯える。 右手で幸村を抑えたまま、左手で脱ぎ捨てた着物を探る。着物の内側に仕込んだくないを 取り出す。 「さ、佐助。俺は、傷つけられて喜ぶような、癖は、ないぞ」 「そういうの、俺も好きじゃないしぃ。首絞めたりとか、焼いた火箸押し付けたりするのも、 あんまり好きじゃないんだけどさ」 佐助は無造作に幸村の脚の間にくないを置いた。突き立てても面白そうだけれど、 褥の後始末が面倒だ。 「ひっ」 幸村は脚を動かすのをやめた。佐助は幸村の脚を持ち、満足そうに笑う。 「こういう使い方は、結構好きかな」 にっこり笑うと、しなやかに肉の張った脚を撫でた。抵抗しようにも脚を動かせず、 ゆらゆらと佐助を誘うような動きしかできない。 大きく動かしたり閉じようとすれば、くないで怪我をすることになる。 佐助のくないには毒が塗られていると何度も聞かされている幸村は、これでもう 脚を閉じることができない。 脚を曲げさせ、広げさせる。何度も佐助をくわえて赤く熟れたような色をした 幸村の陰部を撫でた。 「………んぅ……っ!」 「すごい、真っ赤だよ、旦那」 わざと耳元で囁くと、日に焼けた肌が内側から赤く染まる。 ふいと顔を背ける仕草が気に食わない。 嫌がるように体をひねる体を抑え付け、男根をねじ込む。 「んぅうう!」 ものすごい声だ。女の喘ぎ声じゃない。 いや、喘いでいないのか。痛みに呻いているのか。 「痛いの?」 優しく頭を撫でると、幸村の顔がわずかに溶ける。 素直な性分だ。羨ましいけど妬ましい。 自分が動きやすいように腰を抱え、ゆっくりと動く。 「ん……ぁぁ………」 幸村は顔を左右に振り、脚を佐助の腰に絡めてきた。 何度も絶頂を極め、敏感すぎるぐらい敏感になった体。今では、幸村から佐助を求めてくることもある。 手を握っただけで破廉恥と顔を赤くして逃げ出すような状態から、よくがんばったと思う。 自分で自分を褒めてあげたい。 遊女みたいに色々してもらったりしたいけれど、そこまで仕込もうと思ったら、あと何年かかるだろう。 「ああ、いいなぁそれ」 昼は高潔な武将。夜は妖艶な遊女。 理想的じゃないか。 槍を手に先陣を切る姿も、閨で乱れる姿も、どちらも楽しめるのだ。 「ねぇ、旦那はどう思う?」 「な、にが……」 だらしなく開いた唇。赤い、綺麗な色をしている。 唇の隙間から覗く歯と舌がちらちら動く。 この口にくわえさせたら、きっと気持ちいいだろう。 閨の中のことすら自制が利いてしまう体だが、きっと我慢できなくなる。 そんな思いを一度味わったから、次を求めてしまう。 そんな風に思わないよう叩き込まれたが、好きな相手と幸せに結ばれた今なら、 いいんじゃないかと思えてくる。 こうやって、嫉妬に狂って、相手を攻めているときだけ。 佐助は人に戻れた。 madness jealousy3
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それから暫くは溜っていた執務を片付けたりと忙しかった。 それは奥州に戻ってから幾日か過ぎた頃だった。 暫く放っておいたのは落ち着かせる為だった。 佐助が焦る様は面白かったし、強がる様は嗜虐心を擽った。 だが、そうしたいのは何時もの腹が立つくらい余裕顔のあいつであって、叶わぬ想いに泣き崩れるあいつではなかった。 そもそも、落ち着いてもらわなければ今回の話も中々面倒ではあるのだ。 何時もは部屋に運ばせていたが、たまにはいいだろうと夕食の誘いに離れの客室に足を向けた。 近付いて、その異様な気配に足を忍ばせた。 佐助しかいないはずの部屋からは複数の気配がする。 それだけで予測は付いた。 だが、まさかと言う気持が強かった。 「おい、早くしろ。少しなげーんじゃねえのか。」 「はっそんなに待ちきれないなら前でも使えよ。」 数人が寄ってたかって『何か』をしている。 「っ小十郎さま!」 小十郎が意を決し、襖を開くと予想通り、いやそれ以上の光景が繰り広げられていた。 佐助の虚ろに空を見つめる瞳、投げ出された四肢、胴は痣だらけで火箸を押し付けられた痕さえあった。 その体に幾人もの男が群がっている。 下卑た笑いを浮かべる男達の顔は小十郎の良く知る部下の顔をしていた。 「やべえ!」 「違うんすよ。これは……。」 「っそう!そうだ!俺達填められたんすよ。」 「そ、そうッス。こいつから誘ってきて。」 「猿飛がか?」 馬鹿な。 今、この光景を目の当たりにするまではその可能性も頭にチラつきはした。 だが、あの男から離れた今、態々その身を貶める必要はないし。 誘ったのなら此処まではならないだろう。 そうだそうだと、騒ぎ立てる部下達の奥で、けふっと咳き込む音がした。 小十郎が来た瞬間、無造作に床に投げ出されていた佐助がぐったりとしたまま咳き込んでいた。 「おめえら。俺はきちんと客だと言った筈だ。処分は覚悟しろよ。おい、大丈夫か?」 ここまでして置いてどの口が誘ったと言えるのか。 小十郎は部下を全員部屋から追い出すと佐助に駆け寄った。 佐助の唇から誰のものとも分からない精が溢れ落ちる。 懐から手拭いを出し、水差しで濡らしてから体を拭いてやる。 身体中ベタベタで刃物で軽く斬りつけられたのか腕や背中の切傷から血がにじんでいた。 これでは埒があかないと、抱き上げた時、漸く空をさ迷っていた佐助の視線が小十郎を捕えた。 「……あぇ、…たくらさん?」 「待ってろ今―。」 「……あんたも?」 「?」 「あんたも交ざりにきたの?」 「――。」 佐助の言葉には抑揚はなく、聞きようによってはやはり佐助が誘ったのだと取れなくは無かった。 だが、違うと分かる。 それを口にした瞬間瞳が揺らぎ、その奥に悲しみが見えたから。 例え敵とは言っても自分は多少は信用されていたのかと思えば、胸の奥が例えようもなく痛んだ。 Black Sheep3
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そして視界に飛び込む形のいい耳と、大きな胸と、しなやかな太腿。思わず蹲る。 引きずられた政宗の体が桶の中を滑って派手な水音が上がった。 「う、ぬうううう……不覚……」 注意が自分の股間に集中する。政宗を引き寄せていた腕の力が緩んで、少し滑った。 滑らかな肩に、もう少し下りれば隆起が始まる場所に指先が届く。 「なんだアンタ、洗うんじゃなかったのか?ha―――」 挑戦的な独眼竜の眼差し。 「いやその政宗殿あまりにお美しく、某……!」 慌てて辺りを探り回って柔く叩き揉まれた麻布を手に取る。 「御免!」 力一杯言って、おっかなびっくりの手つきで政宗の首筋を擦った。女性の肌に触れるのは初めてである。 蒸され火照った肌から垢が面白いように落ちる。手ですくって湯をかけると、くすみが取れて澄んだ肌が現れた。 「あーもー旦那我が儘なんだからもー……」 呆れた声でぼやきながら佐助が歩み寄ってきた。 放り出していたはずの手桶、薬草を詰め込んだ袋。手荒に揉んで湯の中に放り込み、ぬか袋を幸村の傍らに置いた。 「ha、こっちはいい気分だ」 「こ、心地ようござるか!」 隣で佐助が異様にむっとしたようだが、余り意識にのぼらない。 「このツケは後で払って貰うぜ独眼竜……」 「佐助うるさい」 滑らかに白い背中、暫く日に当たっていなかったせいなのか、戦場で見かけた時よりも白さを増した。 濃い乳色の霧や淡雪を集めたような、己の無骨な指で触れたらすっと沈み込んでしまうような肌。 それが、今はほんのりと赤みをもって潤んでいる。 一通り背中を擦り、次いでぬか袋で擦る。 それも洗い流せば、垢が落ちた肌にしっとりとした滑らかさが戻る。 「このようなもので如何でござろう」 何かよく解らない達成感に満たされる。 「Thanks、って見えねえけどな。前も頼めるか?」 前。前と言ったら背中の反対側のことでつまり、 ふわふわのふくらみがあったりへそがあったりする、そう言う部分だ。 「っ、そ、それはそのま、まさ、」 背中だけでもずいぶん美しく清らかな風情だというのにままま前、前をと。 「手枷はそこの忍びが怒るんだろ?」 いや、今もって怒っている。が、気にするようなことではない。 「佐助の小言など構わぬが!せ、責任は全力で取らせていただくぅぅぁ!」 「取らなくていい」 政宗が体を捩ってこちらを向く。天上の滑車がぎしりと音を立てた。 挑発的な眼差し。振り向いた瞬間にもたゆんと揺れた手のひらに余るほどの乳房、 捻られた腰、軽い膝立ちの姿勢の伸びやかな、柔い線を描く脚、その付け根の陰り。 くっきりと浮かび上がる鎖骨に落ちた湯が、一呼吸の間だけ留まって、濃霧を集めた胸の間に滑り落ちる。 既に暴発寸前だが目が離せない。 「……あーもー旦那さあ……解った、俺腕洗うから旦那胸。腕終わったら頭洗うから旦那腹。 上から追いかけてくからね?さくさくやって、見つめ合わないで頬染めないで旦那」 佐助が焼石に新たな水をぶちまける。 ぶわっと湯気が立つ。 政宗の頬は、軟禁生活のせいか削げている。面やつれした様子にそっと手を伸ばした。 「政宗殿、微かに涙の痕が……佐助が、無体なことを致したのであろうか」 「無視かよ」 無視だ。 「いいや嘘泣き。忍び相手じゃ通じねえかと思ったら通用したぜ」 「そうか泣かれたのか…さぞおつらい目に合われたのでござろう。…佐助、やはり減給」 「旦那!やはりって何ー!?嘘泣きって言ってんじゃんていうか騙されてない通用してないよ!?」 やりとりに僅か政宗が笑う。笑いかけてくれるなら、佐助の給料など何度でも減らそう。 決意の最中佐助がざぶざぶと頭から湯を注ぎ、うぷ、と政宗が首をすくめた。そんなところも愛らしい。 「冷 め て き た よ ね ?」 「佐助奇妙な話しかたは止せ、だいたい予告もなしとは政宗殿に失敬だ」 「いーや、なかなかいい湯加減だ」 ふる、と首を振って政宗が取りなす。滴が飛ぶ。なんとお優しい方なのだ。 「政宗殿……それでは佐助、減給取り消し」 「あのさ旦那さあ、気分で減給とか昇給するモンじゃないと思うよ俺。 ねえ、それにしつこいけど”殿”止めようよ捕虜だってば」 面白そうにこちらを見やる政宗。佐助のふてくされた顔はどうでもいい。 麻布を水でゆすぎ、そっと政宗の顔をそれで拭いた。 上田城の虜18
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さゆき6 「消えなぁ!」 翻る紅と飛び散る朱。佐助の凶手が閃くたびにそこに新たな赤が混じる。傾いた太陽の中では誰も彼もが血にまみれた顔をしている。 ここはいくさば。死と生の風は命をさらう。 「俺様の技を拝むには百年足りねえな…っ」 佐助がいくらその手を巡らそうと死ぬ者は死に、生きる者は生きる。 「弱ぇ弱ぇ」 正邪なにもかもがひっくり返り無価値になる。 「死にたい奴だけ、かかってきなよ。猿飛佐助が討ちとれるなら!」 虚空に蜻蛉を切った。佐助は血風を纏い骨をも断ち切る。 その時の佐助は人の、人である全てを否定する。己自身をも、人であることを忘れる。 そこにあるのはただの凶器。凶器であろうとする何か。
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「! さす、け……!」 「欲しいよ、欲しいよ……足りないよ……」 雁首の辺りに弱く強く唇を押し付け、また味見のようにちろりと舌を出して軽く舐めた。 小十郎は佐助を止めようと口を開きかけたが、直接的な快感に、ただ熱い息を吐くだけに終わる。 それにまた、佐助は機嫌を良くしたらしい。 先ほど指で辿ったように、今度は舌で、血管の浮いた裏筋をなぞり、 それに小十郎が息を詰める間もなく、今度はいかにも美味しそうに、その先端に吸い付いた。 そこから溢れ始めた露を啜る音が、ちゅる、と生々しく座敷牢に響く。 それに、辛うじて保っている意識まで溶けてしまいそうになり、小十郎は奥歯を噛み締めて、必死になって理性を繋ぎとめた。 だが、佐助の求めがそれだけで終わるはずは、勿論無いのである。 袋や、先程より硬度を増した砲身をやわやわと細い指に揉まれ擦られて、 「……くッ……ぅ……」 どうにか噛み殺していた声が、喉奥から漏れ出してしまった。 それに、佐助の頬に更に朱が上る。 「佐助ッ……」 「小十郎さん、もっともっと、呼んで……?」 小首を傾げて強請りながらも、弄る手指は止まらない。 緩急をつけて、また的確に弱い場所を擦られ、確実に小十郎は高められていく。 物欲しげに舐められ、細い指先に先端の穴を割り開くように捏ねられ、獣のような唸りしか出てこない。 ……『魔性』。松永は、そう佐助を評していたか。 確かに、これは、まずい。 佐助の体をよく知っている小十郎でさえ、今のこの佐助には言い知れない恐怖を感じた。 だが、そう感じているにも関わらず、体も、心も、溶かされていく、どろどろに溶かされて、溺れさせられる――――。 「ぅん……ん、ふっぅ……ふふ、こじゅうろぅ、さん」 じゅる、と音をたてるほどに先端を強く吸われ、そのまま深く口に含まれる。会陰の辺りまでを、細い指にくにくにと嬲られる。 脳髄を直接炙られるような余りにも強すぎる快感、腰の奥から何かが駆け上がった。 どろりと噴出した粘っこい先走りを、美味そうに味わい飲み込んで、佐助はうっとりと目を細めた。 もっと、もっとと言わんばかりに、舌が、頬の肉が、喉の奥が、ひたすら小十郎の雄を育てようと妖しく蠢き始める。ちゅ、ちゅぷ。 触れられてもいないのに背筋を震わせ、発情した畜生のように腰を振り、一心不乱にむしゃぶりつくその姿は……獣か、それとも、妖か。 だが、それでさえ、それにさえ、心のどこかで愛しさを募らせる己は、おかしくなってしまったのだろうか。 小十郎は目を伏せた。もうすぐで溜まりに溜まったものが、爆発してしまいそうだった。 じきに訪れる甘美な衝撃、痺れるような悦、陥ったが最後、理性を保っていられるか、分からない。 腹筋に固く力を込めて、射精の波を耐えようとした、その時、 ふと、佐助が体を起こした。勿論今までの激しい愛撫は全て止み、上り詰めるはずだった絶頂が急激に遠ざかっていく。 松永久秀の恐るべき計画12
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「好きにしろ」 佐助は満足そうに笑った。腰を屈め、唇を寄せてくる。短い髪がさらさらと鳴りながら 零れ落ちる。髪に手をやると、思ったよりも柔らかく小十郎の手に絡んできた。 頭に左手で抑え込み、舌を奪った。佐助の舌が思わず逃げようとするので、追いかけて絡め取る。 息が上がるまで夢中で貪る。 奔放な女は嫌いじゃない。無心に迫ってくる女も嫌いじゃない。 けれど、女に好きなようにされるのは好きじゃない。 小十郎を好きにしていいのは、たった一人。奥州の竜を名乗った、彼女ただ一人。 それだけは、永遠に変わらない。 肩を押し、体勢を変えた。え? と佐助は目を丸くした。 「俺の女になるのは構わない。子を産みたいのなら産め。ただし――」 取り戻した獰猛さを隠さず、笑う。首筋を甘く噛むと、体を妖しく蠢かせる。 「俺を翻弄するのは許さない」 耳元で囁く。佐助は頷き、そして笑った。娼婦のようにいやらしく、巫女のように神聖だった。 それから暫く、佐助は西日本の情勢を探りによく上方に登った。 「佐助はどうも、上方に女子ができたようにござるな」 「え、そうなのか? お前が上方の情勢探るように言ってるんじゃねぇの?」 幸村は首を振って政宗から酌を受ける。ぐいっと飲み干し、脇息に凭れ掛かる。 「俺は何も。自ら申し出るのだ」 「ふー……ん」 京に何かあったっけ? と政宗は京の町並みを思い出す。そういえば前田慶次を見かけた。 薬問屋で咳に利く薬を全部買おうとしていた。係わり合いになるのが面倒だったので見なかったフリをしたが。 まさか彼と何かあったとは思えない。 幸村から杯を受け取り、政宗は笑う。 「お、いいのか?」 「好きであろう? ……それで、佐助が、体を壊したと申すのだ。暫く休みたいと」 「働かせ過ぎたんだろ。あいつが休みを申し出るなんて滅多なことじゃねぇし、休ませてやれよ」 政宗は膝を崩し、幸村から酌を受ける。く、と強い焼酎を水か何かのように軽く飲み干す。 「上方の女に、何かあったのだろうか。佐助の調子は変わったように見受けられんのだが…」 「そういうのは、探るのが野暮ってモンだぜ? 旦那様」 杯を床に置き、幸村の膝に乗って政宗は笑った。 これより十五年ほど後、小十郎によく似た面立ちの少年が 「母の主に仕えよとの言葉を父上より賜りました故、参りました!」と言って上田城を訪い、 それによって「どういうことだ佐助――っ」という声がいくつもこだまし 凄まじい激震が上田を襲うのだが、それはまた別の話。 以上で終わりです。このトンデモ設定を引っ張って何か書くことはもうしません。 実は佐助は男か女か迷いまくって書いてたので矛盾がいくつかあるかも知れませんが その辺は笑って許してください… 無理やり感は否めませんがハッピーエンドは大好きです。
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幸村×佐助♀ あれは…一体何なのだ…… あのような破廉恥なものを人目に触れるような場所に… うっかり『サンデーのエロ画像☆おためし版』をみてしまった幸村は眉間に皺を寄せた。 まだ胸が高鳴っている。初めて見た女性の裸体が網膜に焼き付いてしまった。 男とは違う。滑らかな曲線と見るだけで柔らかそうな肌。 おなごの体とはあのように頼りなげに薄く色付くのか。 ……佐助もそうであろうか。 忍装束で隠れて分からぬがあの中には……。 ごくりと生唾を飲む。顔に血が登り、動悸がしてくる。 佐助もあのような表情であのような声を… 「あれ、真田の旦那。こんなトコで何してんの?」 「!さささささ佐助ぇ!?」 「何か顔赤いね。熱でも……。」 「さ、ささ佐助!はれ!破廉恥であるぞ!!」 「?前からしてるじゃない。はい、おでここつんって」 「やめ、ば、は、はれんちいぃいい!!!!!」 筆下ろし2